長生きライフスタイルとブルーゾーンの食生活

少し前、人口統計学者のジャンニ・ペスとミシェル・プーランがイタリアの長寿に関する研究を実施し、サルディーニャ地方に住む100歳以上の男性の数が飛び抜けて多いことに気がつきました。科学者がこの地域をブルーの蛍光ペンで囲み、こうして「ブルーゾーン」という単語が生まれました。

しかし「ブルーゾーン」とは実際何を意味するのでしょうか?

ブルーゾーンは、人々がより長生きし、また健康的な生活を送っている場所のことです。異なる点は寿命だけでなく、生活の質や病気の回避にもあります。そしてイタリア人人口統計学者ダン・ブエットナーが世界の他の「ブルーゾーン」を特定する研究を行いました。

飛び抜けた長寿や健康が特徴のエリアには、イタリアのサルディーニャ、ギリシャのイカリア、日本の沖縄、カリフォルニア州ロマ・リンダ、コスタリカのニコヤが含まれます。またブエットナー氏の著書には含まれていませんが、中国の巴馬ヤオという地域も「ブルーゾーン」の条件を満たしています。

これらのエリアの特定以来、多くの医師、科学者、栄養学者らがブルーゾーンをブルーゾーンにしている要因は何なのか発見しようとしてきました。そしてこれらのエリアで見つかった比較的長寿の一因となる、全てのブルーゾーンに共通する多くの要因があることが分かりました。

最も明白な要因で、また最初に研究された要因でもあるのは食生活です。

ブルーゾーンの食生活

標準的なブルーゾーンの食生活は、野菜や自然食品を基盤としています。またブルーゾーンに住む人々は、平均的アメリカ人よりも少ないカロリーを摂取し、動物性タンパク質/脂肪や乳製品を少なく食べる傾向にあります。地中海のブルーゾーンの食生活は、オリーブオイルやヨーグルトといった食べ物が不可欠です。沖縄では、日本の他の地域と比較してずっと少ない量の米を食べており、通常の日本の主食をサツマイモと置き換えることが多いのです。

ブルーゾーンに住む人々は日常的に魚を食べ、赤身の肉は控えめである傾向があります。ロマ・リンダに住む人々は聖書に基づく食事をしています。つまりシンプルで、野菜/穀物を重視した食事です。イカリアではフェタや羊のチーズを日常的に食べています。また全てのブルーゾーンの人々は定期的に豆類を消費しています。驚くべきことに、ロマ・リンダを除いて、ほぼ全てのブルーゾーンの人々は普通にアルコールを摂取しますが、その摂取量は少量です。サルディーニャで作られるグルナッシュワインのように、大半のブルーゾーンの人々にとってはワインが最も重要な飲み物です。中国の巴馬ヤオでは多くの住民が、ヘンプシードからオメガ-3、オメガ-6脂肪酸を豊富に摂取しています。ヘンプシードは巴馬ヤオの人々の必需品で、ほぼ毎日摂取されています。

健康的な脂肪分はブルーゾーンのあちこちに存在します。イカリアやサルディーニャではオリーブオイルからこれらの脂肪を摂取しています。ロマ・リンダの住民は日常的にナッツを食べているので、ナッツに含まれる有益な脂肪分を利用しています。

ここまで、食生活に関してこれらの地域の共通点をいくつか特定してきました。彼らはたくさんの野菜と健康的な脂肪を食べています。ブルーゾーンの人々は芋類や豆類を食べます。多くのブルーゾーン人はワインを毎日飲んでいます。しかし、100歳以上生きるのに必要なのは、健康的な脂肪やたくさんの野菜だけではありません。

ブルーゾーンのライフスタイル

ブルーゾーンと呼ばれる地域に住む人々は、他のライフスタイルの側面も共有しています。その一つは日常的な穏やか運動で、年を取っても続けられています。身体活動へのアプローチは全てのブルーゾーンに見られます。またこれらの文化の多くは、自然や菜園と親密な関係にあります。

活動的でいるほか、ブルーゾーンの住民は家族を重要視し、活発なソーシャルライフを送っています。毎日友人と過ごす時間は、健康的な老化の重要な要因のようです。信仰や精神性も一部のブルーゾーンのライフスタイルに関わっています。

共通するもう一つの要因に、日々追い求める人生の目標に焦点を当てている、ということがあります。朝ベッドから起きる理由を持つことは、ベッドから起きられる回数を増やすのです。

長く幸せな人生を送りたいなら、食生活を見直しましょう。人生の目標を確認し、家族や友人に電話してください。外に出て(毎日)少し運動しましょう。そうすれば、3桁まで生きられるかもしれませんよ。