なぜヘンプは“産業ヘンプ”と呼ばれることがあるの? 2017.04.12HempMeds

なぜヘンプは“産業ヘンプ”と呼ばれることがあるの?

CBDを含む製品を探している時、CBDオイルの生産に使用される特にTCH濃度の低いヘンプ栽培品種として、産業ヘンプという言葉にでくわしたことがあるでしょう。産業という言葉は汚い工場や汚染煙が出る煙突のイメージを彷彿とさせますが、ヘンプ栽培の真相はそれより全く悪質ではありません。

実際、“産業ヘンプ”を使用した製品は、商用として完璧に安全です。なぜなら、ヘンプメッズの製品に使われるCBDオイルを抽出するのに利用するヘンプと同じように、農薬、除草剤、化学肥料を使用せず栽培されているからです。

ではなぜ、この当たり障りのない植物を産業という言葉を使って表すようになったのでしょうか?



ヘンプまたは大麻などの分類の仕方をより良く理解するためには、歴史を知ることが役に立ちます。1937年、アメリカ政府は実質的に全ての大麻属の栽培・販売・所持を禁止する大麻税法を可決しました。この法律はヘンプと大麻の区別を付けず、全ての品種を1つの称号のもとにまとめました。

1970年、ニクソン政権の時代に規制薬物法が可決され、最も危険な薬物向けであるスケジュールIに大麻が分類されました。この時も、THCを高濃度含む大麻と、低濃度しか含まないヘンプとの区別は付けられませんでした。現在の規制の元で、DEA(麻薬取締局)は各種の異なる特徴にもかかわらず大麻とヘンプを同一に取り扱い続けています。



同じ大麻属である精神作用する大麻と繊維質なヘンプを区別するのに使用される時、“産業ヘンプ”という言葉が急に意味を成してきます。結局のところ、ヘンプは実際、圧倒的な数の産業利用をされています。ヘンプパルプまたは繊維は、紙、ロープ、布地を作るのに使用されます。

ヘンプはまた、従来の石油系プラスチックより環境配慮型の自然に生分解可能なプラスチックにも使用でき、バイオ燃料として石油に取って代わることもできます。最後にヘンプ繊維は、防音・断熱、ファイバーボード、ヘンプブロックなどの建築素材の製造にさえ使用できるのです。

それだけではなく、ヘンプは人間や動物の食料としても使用できます。ヘンプシードは生のまま、または粉末にして食べることができ、ヘンプミルクを作るのに使用したり、オイルを作るために圧搾したりもできます。

またヘンプシードはヨーロッパでは鳥の粒餌や家畜の餌にも使用されます。最後に、ヘンプは大麻のように高濃度のTHCを含まないため、ヘンプの主なカンナビノイドであるカンナビジオール(CBD)の有効な供給源でもあります。

この人間による消費における役割において、“産業ヘンプ”という言葉が好ましくない調子を帯びてくるのです。誰もが“産業ミルク”を飲んだり、“産業オイル”を料理に使ったりしたくないのと同様に、多くの消費者が“産業ヘンプ”という言葉にたじろぎます。それが化粧品やローション、健康補助食品の成分として表記されていたら、なおさらです。

ではなぜ、私たちは産業という言葉を使うのでしょうか?それは、昔大麻を意味していた長いこと使用されていない言葉“インディアン・ヘンプ”と産業ヘンプを分ける必要性と関連している可能性があります。

ヘンプに関して意図された最終使用を表現するための婉曲表現だったはずです。すなわち、違法な使用法ではなく合法的商品について強調するためです。

産業ヘンプという言葉は、州内の産業ヘンプ生産に関する実行可能性調査を設けた、ノースダコタ州の1997年下院法案1305にも記載されていました。これがアメリカの法律におけるその後の産業という単語の使用を固めたようです。



もっと最近では、産業ヘンプ農業法の機能の中心となる言葉として使用されました。テキサス州下院議員ロン・ポールが提案したこの法案は、アメリカにおける栽培を認めるために、規制薬物法の“大麻”の定義から“産業ヘンプ”を除外するように規制薬物法の改正を目的とするものでした。

この法案には2つの重要な変更がありました。1つ目は、連邦政府の視点からヘンプと大麻を区別することです。2つ目はTHC含有量が0.3%以下のカンナビス・サティバLを“産業ヘンプ”とした正式な定義を作ったことです。しかし、再三の試みにもかかわらず、産業ヘンプ農業法は委員会を出ることはありませんでした。

もし可決されれば、アメリカの農家が国際ヘンプ市場で競争することを可能にしたでしょう。現状では、製造業者はじしゃせいひの生産に必要なヘンプを輸入するしかありません。

現在、THCを0.2%以下の低濃度しか含まないヘンプの26品種がEUによって承認されています。多くの人が産業ヘンプ生産をアジアの急成長する経済と関連付けるかもしれませんが、実際はフランスが世界トップのヘンプ生産国です。

ヘンプを栽培している30ヶ国のうち、ほぼ2/3がヨーロッパにあり、小さな家族が所有する農場で、農薬、除草剤、肥料を使用せず栽培されていることが多いのです。

このより正確なヘンプ栽培の構想を続けるために、ヘンプメッズはこの万能植物の呼び方を変えるつもりです。産業という偽悪語的な単語を退け、商用ヘンプ、農業ヘンプ、またはシンプルにヘンプ、とするなど、より正確な表現を採用します。